権利法NEWS

福岡市 緒方 枝里

ふきのとう.jpg このタイトル、何を今さら、といぶかっておられる方も多いかもしれません。けれど、実は昨年まで、カルテ開示については、患者の権利を否定する判決しか存在していなかったのです。

 昨年の12月20日、福岡地裁で、カルテ不開示に対して慰謝料を認めた判決が言い渡されましたのでここにご紹介します。

 

事務局長 小林洋二

 

 1月21日13時から、東京の駿河台記念館で、本年度第一回の世話人会が開催されました。参加者は石井麦生・小沢木理・木下正一郎・久保井摂・小林洋二・鈴木利廣・高岡香・中村道子・藤井信子の(五十音順・敬称略)の各氏。

 

 

 216号に掲載したある憲法ミュージカルに関する原稿について、世話人の福田みずほさんから電子メールをいただきました。ご本人の了解を得て、私(久保井)とのやりとりの一部を転載させていただきます。

 

 

堤先生、こんばんはo(^-^)o」

若き女性がん患者と病理医のいのちの対話

三恵社(一八〇〇円)

 

 昨年の夏合宿の席で著者の堤寛さんからこの書籍の出版を予告するチラシをいただいたときから、必ず読もうと思っていました。

 副題が示すとおり、これは、がんを患ったある若い女性患者と、臨床病理医である堤さんとの2年間にわたる電子メールのやりとりを収録したものです。318頁にわたる書物中、実に300頁あまりがメールで占められ、およそその七、八割は患者である為後久視さんが堤さんに送信したものです(堤さんご自身のメールは収録されていないものが多数あるようです)。

 

 


ジェローム・グループマン著

美沢惠子訳

石風社(2800円)

 

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