権利法NEWS

バックナンバー「085号」

1998年8月21日

厚生省健康政策局 御中

診療記録開示の法制化に関する要請書

(はじめに)

私たち「患者の権利法をつくる会」は、「医療における患者の諸権利を定める法律案」を起草し、その制定に向け立法要請活動を行うとともに、医療の諸分野における患者の諸権利の確立と法制化をすすめるために必要な活動を行うことを目的として、1991年10月に結成された市民団体であり、現在、全国で約840名の市民と18の市民団体(構成員数合計約4000名)が参加しています。また1995年10月には「医療記録開示法要綱案」を起草し、立法を提唱しています。私たちが提唱している法律案の内容については、添付のパンフレット「与えられる医療から参加する医療へ」をご参照下さい。

さる6月13日「カルテ等診療情報の活用に関する検討会」は、診療記録開示の法制化の提言を含む報告書を発表しました。右検討会が基本的に開示請求権を認め、これを法制化すべきであるとの結論を出したことは、従来の日本の医療界が患者への診療情報提供及び診療記録の開示について必ずしも積極的な姿勢をとっていなかったことからすれば画期的なことであり、早急に右検討会報告書の提言に沿った法律の制定を望むものです。私たちは右報告書を検討した上、診療記録開示の法制化が、日本の医療及び患者の権利にとってさらに有意義なものとなることを念願して、以下のとおり要請するものです。  

東 京  小 林 尚 子

室に見舞い客が、素晴らしい真紅のバラを持って訪れました。しばらく楽しそうに話して「御大事に」の言葉を残して帰ってゆきました。その靴音が遠ざかるのを待っていたかのように、起き上がった患者さんはバラの花束を激しく床にたたきつけました。先刻までの見舞い客との穏やかな対応とは一変した状況でした。

世話人  市村 公正

998年7月25日 右記合宿が全国より約二〇名の世話人・会員を混じえて討議された。
プログラムは次の通りである。

文責  久保井 摂

日よりご案内しておりました夏合宿は、7月25、26日の両日、淡路島の民宿にて開かれました(会場の民宿浜辺荘は、明石海峡大橋のたもとというなかなか素敵なロケーションで、海の幸も堪能しました)。海を渡った彼方であったにもかかわらず約20名が集い、熱心に討論しました。
詳しくは市村さんの報告がありますのでご覧ください。

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