権利法NEWS

バックナンバー「089号」

東京都  小 林 尚 子

んぼの中にぽつんと100床程のA病院が出来たのは10年程前のことです。その後、駐車場の拡張、調剤薬局、ちょっと離れた所に最近系列の老人ホームの建設も進んでいます。ある程度の規模の病院が出来ると周囲に食堂、雑貨屋などが出来て、何となく一部落を形成するものですが、何故かA病院の周囲に目新しい店は出来ません。唯一葬儀社の看板が道路の向かい側に増えました。

福 岡  木 村 光 江

「医療と福祉を考える会」世話人会の席に「余命六カ月から読む本」が数冊置いてあります。開始を待つ間になじみの本屋さんの場面を思い描いて、勝手な想像をします。
「余命六カ月からヨムホン」…、題名に引きつけられて手に取り、開くと上手な余白のとり方に何とも、ほほえましいイラスト、パラパラとめくって、いやこれは元気な内に読む本だ、とレジに行く、という具合に沢山の人に読んで貰えるといいな、夫が「がん」と診断された六年前にこの本との出会いがあれば…。「一家に一冊だと思うわ」と読み始めているお隣りさんも同感であろうと決めて、つぶやきの一言でした。

東京都 弁護士  安 東 宏 三

平成一〇年九月二四日、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(いわゆる感染症新法)が国会で可決され、成立した。本年五月二〇日号「けんりほうニュース」でお知らせした法案の問題点は、その後どうなったのだろうか。  

患者の権利法をつくる会事務局長  小林 洋二

「カルテ等診療情報の活用に関する検討会」が、カルテ開示法制化の報告書を発表して約半年が経ちました。この間の法制化をめぐる状況の動きを、分かっている範囲でお伝えいたします。

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