権利法NEWS

バックナンバー「225号」

 

事務局長 小林 洋二

 

九月二九日一三時から、東京の駿河台記念館で、今年度最後となる第五回の世話人会が開催されました。参加者は石井麦生・漆畑眞人・小沢木理・木下正一郎・久保井摂・小林洋二・鈴木利廣・高岡香・中村道子・藤井信子(五十音順・敬称略)の各氏。

医療基本法要綱案〜苦情申立権に関して

患者の権利オンブズマン東京から、八月二九日付で、「医療基本法に『患者の苦情調査申立権』を明記することを提案する意見書」をいただきました。提案の趣旨は、「患者は、自分の苦情について、徹底的に、公正に、効果的に、そして迅速に処理され、その結果について情報を提供される権利を有する」との一文を明記することを求めるものです。医療基本法要綱案世話人会案には、既にⅡの7「患者は、自分の権利が侵害され、あるいは尊重されていないと感じるときには、当該医療施設の開設者に対して苦情を申し立て、その解決を求めることができる」という条項が存在しますが、この条項に加えて、オンブズマン東京の提案する条項を新設すべきか否か、あるいはその趣旨を取り入れて改訂すべきか否かが議論されました。

 
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