権利法NEWS

バックナンバー「094号」

私たち「患者の権利法をつくる会」は、診療記録開示の法制化を主張し、これまで様々な機会に意見を表明してまいりました。貴会の「診療情報提供に関するガイドライン検討委員会」が今年1月12日に答申した中間報告「診療情報の適切な提供を実践するための指針について」に対しましても、さる4月2日付で貴会に対し意見書を提出しております。

厚生大臣 宮下創平 殿

 

愛知難病・障害問題研究会代表 百田道子
医療過誤原告の会代表 近藤郁男
医療事故情報センター理事長 加藤良夫
医療消費者ネットワークMECON代表 清水とよ子
医療情報の公開・開示を求める市民の会代表 勝村久司
医療と福祉を考える会代表 阿部和光
医療問題弁護団代表 佐々木 幸孝
医療をよくする会代表 吉田嘉宏
がんと末期医療を考える会事務局長 中田潤一郎
稀少難病者全国連合会(あせび会)会長 佐藤エミ子
九州・山口医療問題研究会幹事長 安部尚志
クロロキン被害者の会代表 横田軍四郎
埼玉医療問題研究会代表 赤 松 岳
財団法人北海道難病連代表理事 矢 野 肇
子宮筋腫・内膜症体験者の会「たんぽぽ」
陣痛促進剤による被害を考える会代表 出元明美
スモン広島弁護団
全国難病団体連絡協議会会長 武田治子
東京HIV訴訟原告団
地域医療評議会代表 清水春子
日本尊厳死協会代表 北山六郎
乳がん体験から医療を考える会・イデアフォー
はばたき福祉事業団理事長 大平勝美
はばたき福祉事業団九州支部事務局長 瀬戸信一郎
はばたき福祉事業団東北支部
はばたき福祉事業団北海道支部支部長 肘井博行
福岡スモン弁護団代表 上田國廣
北陸スモン弁護団代表 菅野昭夫
メディオ・医療事故市民オンブズマン広報担当 伊藤隼也
薬害オンブズパースン会議代表 鈴木利廣
薬害オンブズパースンタイアップグループ事務局長 野 間 啓
山形県腎友会会長代行 森下泰夫
患者の権利法をつくる会事務局長 小林洋二

らい予防法違憲国賠訴訟原告  重 野 千 代

【編集部より】
「らい予防法」廃止の経緯や国家賠償訴訟提起については、これまでも数回にわたって掲載してきました。今回ご紹介するのは、熊本の国家賠償訴訟においてひとりの原告がおこなった意見陳述です。ハンセン病も、その療養所も、私たちの日常からはるかに遠く、それだけに私たちはこの、これまで私たちの目から遮られてきた地にどのような歴史があり、どのように理不尽なことが行われたのか、知らないで来ました。
今に至るまで六〇年を療養所で過ごしてきた重野さんがはじめて療養所の外で、一般の人達に向けて語った言葉は重く、聴く者の胸を打ちました。なお、重野千代は仮名です。出身地も療養所の名前も伏した形でご紹介しなければならない、そこにもこの問題の根深さがあります。
けんりほうnewsでは、これからも折に触れ、療養所の方々の声をお届けしたいと思います。

患者の権利法をつくる会事務局長  小林 洋二

月24日、厚生省に対する診療記録法制化の要請を行ってきました。要請書に賛同してくれた団体は32団体。集まったメンバーは、薬害オンブズパースン会議代表の鈴木弁護士(当会常任世話人でもあります)、同タイアップグループの谷弁護士、医療問題弁護団の福地弁護士、医療情報の公開・開示を求める市民の会世話人の新美さん、全国低肺機能者団体協議会事務局次長の古矢さん(団体としては機関討議を経る時間がなかったとのことで今回は個人としての参加)、当会常任世話人森谷弁護士、そして私の7名です。厚生省は健康政策局医事課で診療記録法制化を直接担当している下田課長補佐が対応してくれました。

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