権利法NEWS

札幌 長縄 三郎

海道では当会主催の医療シンポジウム「患者=市民参加の医療をどうつくるか-質のいい医療サービスを実現するために」が三月二五日、医療関係者や患者家族ら120人余の参加で札幌市女性センターで開かれた。  

小林 洋二

こうしてレセプト開示は実現した!

患者の権利をめぐっていろいろな方面から前進が見られる昨今ですが、制度的に実現した最も大きな成果は、このレセプト開示です。その立役者が勝村さんであり、勝村さんからは「けんりほうニュース」にも何度か原稿を頂きました。
この本の最後の章「ドキュメント・厚生省交渉」には、勝村さんがレセプト開示運動に取り組むようになったきっかけから、それが実現するまでの経過がまとめられています。ごく簡潔な短い章ですが、開示を拒絶する共済組合の理不尽さ、約束をすぐ反故にする厚生省の不誠実さ、それを突破していった運動の粘り強さは十分に伝わります。勝村さんをはじめとする厚生省交渉団の方々に深く敬意を表したいと思います。  

小林 尚子

八〇才をすぎた母は、読書、草花の世話で過ごしています。よく動きます。そんな母が家の中で転倒し、動けなくなりました。考えてみると二〇才台に肺炎で生死の境をさまよって以来、内蔵疾患の既往はありません。その代わり外傷は日常茶飯事、生傷のたえることはありません。加齢と共に転倒、骨折、寝たきり老人という不安が常に私の心にありました。
今回は相当痛いらしく、布団でうめいています。寝たきりを想定した周囲は携帯トイレ、オムツと準備万端です。本人も訳の分からぬうちにオムツをはかされ、何となく病人の様子になりました。運良く骨折はありません。

常任世話人  佐々木 菜美

皆様いかがお過ごしでしょうか。おかげさまで、長男ともども元気にしております。私を知る皆様の、「子育て?大丈夫かな・」と危惧する声をひしひしと感じつつ(実は当の本人が一番危ぶんでいる)、まとわりつく子を西行のように蹴散らしている毎日です。こうしてワープロに向かうのも一苦労です。なにしろ「ひも」と見れば引っ張ってなめるので(コンセントを抜かれたら!)子どもが寝ている時しか使えません。そう、敵は今昼寝中なのです。  

九州大学大学院 近藤 智也

 

二月二八日、九州大学国際ホールで行われた「ハンセン病問題シンポジウム」に参加させていただいた。シンポジウムには一般市民・学生・マスコミ等の姿が多く見られ、また、菊池恵楓園・星敬愛園から入園者の方々が来られ、活発な意見交換がなされた。
シンポジウムは四名のパネラーのコメントを受けて展開された。四名とは、菊池恵楓園園長由布雅夫医師、九州大学増田雅暢助教授、同・角松生史助教授、徳田靖之弁護士である。紙幅の関係上全てを記すことはできないが、要略すれば次のようになろう。  

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