札幌 長縄 三郎
北海道では当会主催の医療シンポジウム「患者=市民参加の医療をどうつくるか-質のいい医療サービスを実現するために」が三月二五日、医療関係者や患者家族ら120人余の参加で札幌市女性センターで開かれた。
小林 洋二
こうしてレセプト開示は実現した!
患者の権利をめぐっていろいろな方面から前進が見られる昨今ですが、制度的に実現した最も大きな成果は、このレセプト開示です。その立役者が勝村さんであり、勝村さんからは「けんりほうニュース」にも何度か原稿を頂きました。
この本の最後の章「ドキュメント・厚生省交渉」には、勝村さんがレセプト開示運動に取り組むようになったきっかけから、それが実現するまでの経過がまとめられています。ごく簡潔な短い章ですが、開示を拒絶する共済組合の理不尽さ、約束をすぐ反故にする厚生省の不誠実さ、それを突破していった運動の粘り強さは十分に伝わります。勝村さんをはじめとする厚生省交渉団の方々に深く敬意を表したいと思います。