事務局長 小林 洋二
JCPC(NPO法人日本がん患者団体協議会)の山崎文昭さんから「患者の権利法をつくるプロジェクト」についてのメールが届きました。
JCPCは、「明日の医療を考える会」「癌と共に生きる会」「癌治療薬早期認可を求める会」「がんナビゲーション市民ネットワーク」という四つの患者団体からなる横断的患者支援組織です(けんりほうnews 号に「患者の権利について」を投稿された三浦捷一さんは「癌治療薬早期認可を求める会」の代表です)。
福岡 久保井 摂
けんりほうニュースにほぼ毎号原稿をいただいている眞武さんを頼って、先日、台湾に行って来ました。目的は、日本の植民地時代、1930年に設立された国立ハンセン病療養所楽生院を視察することです。
今、同じく日本の占領下、韓国のソロクトにある療養所に収容された方々が、日本国内の療養所に収容された元患者たちと被害は同一であるとして、ハンセン病補償法に基づく補償請求を行っています。
ハンセン病問題につきましては、故島比呂志さん(元ハンセン病国賠訴訟西日本原告団名誉団長)が、「つくる会」の会員であったこともあり、けんりほうニュースでも度々お知らせしてきました。現在、「ハンセン病問題に関する検証会議」による真相究明活動が行われおり、四月には中間報告書が発表されました。最終報告は今年度末に予定されていますが、来年度予算の概算要求との関係で、夏頃までに再発防止策の骨子を発表する見通しのようです。
台湾在住 眞武 薫
1月8日付けで、台湾の立法院衛環委員会は「医療法」修正草案が初めて通過したことを告げた。これは医療訴訟における公正な審理を目的としており、司法院は医事専門の法廷を設立し、医療訴訟における知識や経験をもった裁判官が裁判にあたることを提唱しており、台湾における医療訴訟が大きく前進する可能性を秘めていることを示唆している。
昨年12月24日付で厚労大臣より「医療事故対策緊急アピール」が発表されました。内容は、市村世話人の投稿のとおりです。
具体策は、これまで医療安全対策会議などで議論されてきた内容がほとんどです。一つ一つの内容よりも、厚労大臣が医療事故をめぐる状況を極めて深刻に認識している点を評価すべきでしょう。
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