権利法NEWS

浦瀬さなみ

 

 以前、わたしは数年間、終末期医療の現場で准看護師として働いた。その体験(患者たちは、生命尊重の美名のもと、本人の意思を無視した濃厚治療で骨の隋まで搾取され、あえぎ、呪いながら、死んでいった)を世に知らせるべく、『延命病棟』を、次に『死ぬにときあり』を書き、発表した。それが縁でいまだに読者からの生々しい報告が後を絶たない。つまり、裁判官の認識と現場の実態には乖離があるということである。それゆえ不遜を承知で専門家の判断に私見を併記させていただくことにした。

浦瀬さなみ

 

 川崎協同病院安楽死事件の公判が始まった当初は、まさか、自分が海(東京湾)を越えて、傍聴に通うことになろうとは思いもしなかった。いくらなんでも遠すぎた。しかし、知り合いの記者から得た情報から、先の東海大安楽死事件に相当する重大事件との認識で審理が進められていることが分かり、これは自分で確かめなくては、という気になった。というのも、私は先の事件も傍聴していたのである。

 ふたつとも医師による安楽死で、方法として筋弛緩剤を用いたこと、家族の依頼に抗しきれず当行為に及んだことなど酷似している。しかも、本件の廣瀬健二裁判長は、先の事件では右陪席を担当しており、そこで氏の示した安楽死許容要件は、以後、同種の事件の合否性を判断する基準となり、現場にあっては、医師たちの終末期医療のあり方を強く規制してきたという事実がある。

台湾在住 眞武  薫

ここで救急体制について報告するのは何度目になるだろうか。それでも新たな事態は発生するので、やはりレポートしたい。

2005年4月から「個人情報の保護に関する法律」が全面施行されます。これに伴い、医療情報も保護すべき個人情報として扱われることになり、カルテ開示は法律上の権利となります。

東京都 亀岬 陽子

12月1日衆議院第二議員会館第2会議室において「患者の権利法」制定に向けた市民懇談会の第3回会議が行われました。今回は、医療側で患者の権利の向上に早くから取り組んでいる医療生協の東京都生協連・鐘ヶ江正志氏より「医療生協の患者の権利章典」とその実践からというテーマのお話、その後小林事務局長より患者の権利に関する厚生労働省の動向についての説明、最後に今後の活動についての意見交換がありました。参加者は、患者団体の方々、国会議員の方々(泉議員・石井議員他)、東京都医師会会長、当会からは前回に引き続き小林事務局長、常任世話人の小沢さん、中村さん、土屋さん、私と、今回新たに堀康司さんも参加されました。

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