権利法NEWS

NPO法人患者の権利オンブズマン理事長  池永  満

20世紀が終わろうとしています。

丁度100年前の1900年(明治33年)には「精神病者が社会に流す患害」をなくすことを理由として「精神病者監護法」が制定されています。1907年の法律11号「癩予防に関する件」により、らい患者を収容するために設営された療養所の初代所長は全て警察官だったそうです(大谷藤郎『らい予防法廃止の歴史』)。

薬被連副代表世話人  勝村 久司

昨年10月、サリドマイド、スモン、薬害エイズ・薬害ヤコブ、MMR、陣痛促進剤の被害者団体や原告団が連携して、「全国薬害被害者団体連絡協議会(薬被連)」が結成されました。

事務局長  小林 洋二

さる11月11日、東京のアジア青少年センターにおいて、第10回定期総会が開催されました。その結果、別紙の議案書が採択されましたが、そのほかの決定事項及び議論について報告します。

東京  福地 直樹

医療問題に取り組む弁護団・研究会の交流集会が11月10日・11日の両日にわたって行われます。この全国交流集会は、患者側代理人として活動する全国の弁護士が年に一度集まり、医療過誤訴訟や様々な医療問題について議論する機会です。今年で22回目になります。本来、参加対象は患者側弁護士ですが、今回は二日目(11月11日)午後のプログラムとして、「医療事故の被害救済と弁護士の役割」と題して、市民公開講座を開催することにしました(13時~15時)。この市民講座は、全国交流集会の実行委員会が主催し、患者の権利法をつくる会の共催で行われるものです。

事務局長  小林 洋二

カルテ開示110番

10月20日に札幌で、21日には東京・埼玉・山梨・広島・福岡・沖縄でカルテ開示110番が実施されました。相談件数は全国7カ所で合計77件です。

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