権利法NEWS

患者の権利に関する最近の動き 〜総会記念シンポジウムにお集まり下さい!

事務局長 小林洋二

まずは、このところけんりほうニュースの発行が滞っていることを深くお詫びいたします。そのうえで、ニュースというより旧聞に属することも含めて昨今の患者の権利に関するトピックをまとめてみたいと思います。

 

なぜ今「医療基本法」が必要なのか〜二〇一五年問題に向けて

事務局長 小林洋二

昨年一一月一二日のシンポジウム「みんなで動こう医療基本法Ⅲ」については、前号に、小林展大さんのレポートが掲載されています。わたしはいま、このシンポジウムの録音データの反訳原稿を、ホームページに掲載するため、繰り返し読んでいるところですが、立法に携わる議員の方々の問題意識はさすがに的確で、改めて、さまざまなことを考えさせられているところです。

医療基本法シンポジウム「みんなで動こう~パートⅢ」の報告・感想

東京都 小林展大

1 医療基本法シンポジウムの開催

  二〇一七年一一月一二日、明治大学駿河台キャンパス・アカデミーコモンにおいて、医療基本法シンポジウム「みんなで動こう~パートⅢ」が開催されました。シンポジウムの内容は、主催者挨拶、基調講演(論点設定)、パネリストである各政党の国会議員の発言、ディスカッションと会場発言、となっていました。

  参加された国会議員は、無所属(現在は立憲民主党)の川田龍平さん、公明党の枡屋敬悟さん、自由民主党の古川俊治さん、日本共産党の田村智子さん、民進党の小西洋之さんです。突然の解散総選挙、新党結成等の混乱直後でありながら、これだけの国会議員が集ったことにこそ、意義があったと思います。

 

日本医師会との意見交換会のご報告

事務局長 小林洋二

 

七月七日に開催された、医療基本法に関する日本医師会との意見交換会について、全体の状況については小林展大さんの原稿に譲ることとして、患者の権利法をつくる会の発言を中心にご報告したいと思います。

 

患者の権利(国民の医療に関する権利)の位置づけの明確化

日医草案一条(基本理念)には、「すべての国民が安心、安全な医療を等しく受ける権利を享受し」との文言、三条(1)には「個人の人権に配慮しつつ」、同(4)には「憲法で保障された国民の生存権を担保し、それぞれの国民を個人として尊重するとともに」といった文言が入っています。

市民活動としての「つくる会」

事務局長 小林洋二

 

前号に掲載された小沢木理さんの『市民活動の主体性つべこべ』、とても示唆的な論稿でした。ありがとうございました。せっかくの問題提起ですので、これについてのわたしの意見を整理してみたいと思います。

 

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