台湾在住 眞武 薫
ふと気付くともう六月、今年になってからいろんなことがあった。医療を受けるときにいつも考えてはいるのだが、「わたし」自身の医療、そして第二人称としての「家族」の医療を改めて意識する出来事があった。
事務局長 小林 洋二
152号で予告したとおり、「疾病を理由とする差別取扱の禁止」に関する権利法要綱案改訂の議論を再開します。
この問題については、2001年の第3次改訂の際から議論されており、二〇〇二年八月の世話人合宿(於愛知県犬山)では、I-gに「疾病による社会的差別を受けない権利」を新設することが確認され、同年一〇月の世話人会で八尋世話人のレジュメを叩き台とした議論が行われています。これまでの議論に基づき、全体事務局として、次の改訂を提案いたします。
台湾では本年1月1日より、健康保険カードが全てICカードとなった。それまでは、手続きが終了した者から順次ICカード化し、従来の紙のカードでも、ICカードでも利用できていたが、全面的にICカード化された。
JCPC(NPO法人日本がん患者団体協議会)の山崎文昭さんから「患者の権利法をつくるプロジェクト」についてのメールが届きました。
JCPCは、「明日の医療を考える会」「癌と共に生きる会」「癌治療薬早期認可を求める会」「がんナビゲーション市民ネットワーク」という四つの患者団体からなる横断的患者支援組織です(けんりほうnews 号に「患者の権利について」を投稿された三浦捷一さんは「癌治療薬早期認可を求める会」の代表です)。
福岡 久保井 摂
けんりほうニュースにほぼ毎号原稿をいただいている眞武さんを頼って、先日、台湾に行って来ました。目的は、日本の植民地時代、1930年に設立された国立ハンセン病療養所楽生院を視察することです。
今、同じく日本の占領下、韓国のソロクトにある療養所に収容された方々が、日本国内の療養所に収容された元患者たちと被害は同一であるとして、ハンセン病補償法に基づく補償請求を行っています。
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