ジェローム・グループマン著
美沢惠子訳
石風社(2800円)
東京 紙子 陽子
2011年10月22日土曜日、東京都千代田区の明治大学駿河台キャンパスにおいて、「患者の権利法をつくる会」創立20周年記念シンポジウム『みんなの医療基本法』が開催されました。
秋の気配を漂わせた小雨の中、会場の大教室には100人を超える参加者が集まり、低い壇上にはずらりと七人のパネリストが並びました。コーディネーターの司会進行や基調報告は、マイクを握って立ったまま軽快に進められ、会場とパネリストの意見交換も活発になされ、活気あふれる集会となりました。三時間半と短くない講演・パネルディスカッションですが、その間、どんどんと医療基本法制定に向けて気運が盛り上がっていくのが感じられました。