権利法NEWS

武  薫

長年の友人である久保井氏より「原稿を書いてみない?」と言われて久しい。『けんりほうnews』を拝見させていただくにつけ、皆さんのまさに「生命にかかわる」重大な投稿を見せられる。その中、私のような者が「生命にかかわりそうもない」題材をもとに、ここに文章を書かせて戴くのはおこがましい気もする。しかし、敢えて言えば「生命にかかわりそうもない」些細な出来事で、医師-患者間の軋轢が生じ、苦しい毎日を送っている患者さんも少なくないと思う。生命にかかわらずとも、患者の権利はあってしかるべきものだ。

佐藤 有紀子

私は、現在、大学で消費者問題を勉強しております。今回、メディカル・コンシューマー(医療消費者問題)の授業の一環として「患者の権利法をつくる会」の夏合宿に参加させていただきました。

事務局長  小 林  洋 二

八月四日~五日、長野県の飯綱高原ホテルアルカディアにて、世話人合宿が開催されました。

李  啓 充 著 
医 学 書 院 
本体2,000円
ISBN4-260-13870-7

昨年10月に出版されたこの本を、ここにご紹介するのは、言うまでもありません。冒頭の記事でご案内している今年の総会記念シンポジウムの目玉として、著者である李啓充さんをお招きしているからです。

堤  寛 著 
双葉社 本体一五〇〇円
ISBN4-575-29216-8

病理医は臨床現場に欠かせない存在ですが、日ごろ患者が接触することはまずありません。カルテには病理検査結果の報告書が綴じ込まれているのに、それが患者に示されることもほとんどない。

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