権利法NEWS

カルテ開示の日ができたんですよ!

山梨  小沢 木理

とっても長いこと待たされてやっと「カルテ開示の法制化」というふ化の日を迎えられるかと思っていたら、ドタキャンで、「患者から求めがあったら開示を積極的にするように」という倫理規定を定めた「日医のガイドライン」止まりのものが私たちの前に出されてきました。

これにはあれこれ不満も問題もありますが、医療機関によっては、すでに開示を実践しているところもあり、前向きな姿勢で臨んでいるところもあるので、この機に及んでつくる会は、ただ指をくわえ様子を見ていていいわけはありません。

そこで、広く社会に「カルテ開示って出来るんですよ」と広報し、開示請求をしようとする人を支援する試みをしようと、患者の権利法をつくる会発案「カルテ開示の日」というのを作りました。

その日は、10月21日で、北から南まで各地連絡事務局等(実施場所の詳細説明は事務局の報告参照)が一斉に電話で相談を受付ます。

当会は、もちろんこの「カルテ開示の日」一日だけでなく、随時多くの人や市民グループにも「誰でもがカルテ開示しやすくなったこと」を広報し、また各地で学習会などの奨励を呼びかけていくはずです。皆さんも、カルテ開示の広報活動にできることがあるので是非参加して下さい。例えば、お手元に届いた《もらえますよ、カルテのコピー》のチラシやリーフレットを、友知人に会った時には見せて話題に加えて下さい。

また、関心のありそうな人がいたらチラシなどをコピーしてあげて下さい。モチロン全体事務局に同じものが資料請求できますので、そちらも御利用ください。

ひとりひとりの、そんなちょっとした行為がとても大きな世論の高まりにつながっていきます。

いかがですか?これもカルテ開示を広めていく運動への立派な参加です。さあ、皆さんの出番ですよ。