初年度の９ヶ月間（９９年７月～００年３月）１００名近いボランティアの熱意と献身的活動および患者の権利法をつくる会を始め全国からの物心両面の協力に支えられ、日本各地から連日寄せられる苦情相談に取り組みながら、事業の執行体制を確立するとともに組織的・財政的にも基本的な整備を行い、５００名の賛助会員目標を始め当初事業計画を上回る実績を上げました。

２０００年６月１８日福岡市で開催された第２回会員総会では以上の成果を確認し、新たな前進を目指す２０００年度の事業計画を全員一致で決定しました。さらに、同日開催の総会記念シンポジウム『カルテ開示と信頼の医療を目指して』においては、九州においてカルテ開示に先進的に取り組んでおられる医療関係者５名を迎え熱心な議論を展開しました。

この度、NPO患者の権利オンブズマンへの理解と協力を一層広げ、１日も早く全国各地で患者の権利オンブズマンが創立されることを願い、この９ヵ月間の貴重な成果を「NPO患者の権利オンブズマンアニュアル・レポートNO１（１９９９年度年次報告書）」および『患者の権利オンブズマン』（明石書店）として出版しました。患者の権利法をつくる会の会員の皆様には是非とも購読いただきたいと願っております。（送料は当方負担）

さらに、６月１５日にはNPO患者の権利オンブズマンのホームページを立ち上げ全国へ向けて情報発信を開始しましたので、アクセスして御意見をお寄せください。

http://www.patient-rights.or.jp

＜出版物の申し込み先＞患者の権利オンブズマン事務局

・092-643-7579　　FAX092-643-7578

E-mail: ombudsman@patient-rights.or.jp

＊出版物の主な内容

・『アニュアル・レポートNO１』（税込み価格１,０５０円）

１９９９年度の苦情相談データおよび面談相談１５０事例の抄録およびオ　ンブズマン会議による第１号苦情調査報告書を含む。

・『患者の権利オンブズマン』（税込み価格１,９９５円）

オンブズマン会議メンバーと相談員が患者の権利オンブズマンの事業につ　いて多角的に執筆、外国の関連資料も集録。同封のチラシをご覧下さい。

・『医療記録開示資料集』　（価格５００円）

患者の権利オンブズマン事務局編・シンポジウム当日配布資料。国立大学　附属病院ガイドラインの外７大学の開示要綱・総合病院千鳥橋病院・東京　都立病院等の開示制度および池永満理事長の参考論文等を収載。