事務局長 小林 洋二
6月4日、下目黒住区センターにて世話人会が開催されました。
○ 権利法要綱案改訂作業の件
今回は被害救済を受ける権利の位置づけについて活発な議論が行われました。医療被害救済システム自体は要綱案とは別建ての提案にするとしても、被害救済を受ける権利は患者の基本的な権利として明記されるべきではないか、迅速な被害救済を保障することは国及び地方公共団体の義務と考えるべきではないか、医療過誤の原因究明に関しては医療機関及び医療従事者の義務と位置づけるべきではないか、等々。これらの点については引き続き鈴木世話人が整理して合宿で問題提起をします。
また新たな論点として、患者以外の遺族や代理人の位置づけが条文によって区々になっている感があり、これらについて包括的な条項が必要ではないかという意見が出されました。この点については小林が整理を担当します。
○ カルテ開示請求運動について
小沢世話人からリーフレット及びポスターの案が提出されました。内容・体裁などについてさらに検討した上、合宿で確定させる予定です。世話人の方々には近日中に案を送付いたします。またこの問題に関連して神奈川でのカルテ開示一一〇番の計画などが報告されました。
○ 夏合宿のタイムスケジュール
七月二二日一三時~一五時
・カルテ開示請求運動について
一五時~一七時
・患者の権利擁護システム構築について
一七時三〇分~ 懇親会
七月二三日一〇時~一二時
・患者の権利法要綱案改訂について
夏合宿の参加希望がまだ一〇名程度しかありません。準備の都合がありますので是非早めに申込書をご送付下さい。たくさんの世話人・会員の参加をお願いします。
○ そのほか
呼びかけを受けていた「八・二四薬害根絶デー実行委員会」に参加すること、患者の権利オンブズマンの企画している海外視察を共催することが確認されました。
昨年の総会で採択された「医療記録法要綱案」を収録した「与えられる医療から参加する医療へ」の四訂版が出来上がりましたので、会員の皆様に一冊づつお届けいたします。
なお頒布価格200円です。いろいろな機会に普及を図っていただくようお願いいたします。ご希望部数を事務局にご注文いただけば、送料は無料でお送りいたします。