権利法NEWS

バックナンバー「203号」

小沢木理(常任世話人)

●はじめに

「患者の権利宣言」25周年を迎えた今年、国の方針も一定の方向性が示されました。

10月31日開催の「今こそ患者の権利・医療基本法」のシンポジウムのチラシは、「医療基本法」が現実にならんとする確固たる熱い思いを譲らんとするかのように、真っ赤なバラの花が背景に掲げられていました。敢えて従来のトーンを逸することを意図したが、どうも思い通りにはいかなかったとデザイン作者がこぼしますが、その評価はさておき、この赤いバラが担わされた思いと私の思いは重なります。

 

患者の権利法をつくる会世話人   
患者の権利オンブズマン東京幹事  
亀岬陽子

さる10月31日土曜日、愛知県産業労働センター9階大会議室902号において、患者の権利宣言25周年記念集会「今こそ患者の権利・医療基本法を!」が開催されました。主催/患者の権利宣言25周年記念実行委員会。21に及ぶ団体が実行委員会参加団体として名を連ね、準備を重ね、実行委員の皆様の熱意と協力、当日の講演者およびパネラーの皆様のご活躍により、患者の権利運動の歴史に残る、まさしく記念すべき集会になりました。中心となり御尽力された小林事務局長様、久保井様、鈴木様、森田様、小沢様、各世話人の皆様、誠にお疲れ様でございました。集会の詳細な記録は、後ほど報告集などで多くの方々に公開されることを個人的に期待しまして、ここでは参加しての感想をまとめさせていただきたいと思います。

 

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